ブルレック兄弟の「ベジタル」

木の枝が伸びて椅子に!? 20世紀の庭から発想された椅子。

自然から借りてきたような美しい輪郭の椅子「ベジタル」を、今年のヴィトラの目玉として発表した、ブルレック兄弟。プロジェクトの最初の発想の源は、20世紀の歴史上の庭にあったといいます。若い木が丁寧に刈り込まれて家具のような構造に育っていく、そんなシーンから。ブルレック兄弟は、木が成長したらどんな椅子になるか?そんな問いかけをし続けながら形を追い求めました。枝が3つのレベルで編まれた「ベジタル」は、なんと4年がかりでつくられました。ヴィトラとの強い協力体制に、室内でも室外でも美しく映え、かつ快適に使用できる、革新的な椅子に仕上がりました。