2010年

3月

26日

注目のデザイナー ルーシー・コルドヴァ

アリック・レヴィも認める、東欧の若手デザイナー。

東欧はプラハから、新しい才能が誕生しました。彼女の名前はルーシー・コルドヴァ。今を代表するフランスのデザイナー、アリック・レヴィのスタジオに仲間入りしたばかりの、プロダクトデザイナーです。彼女の作品はシンプルかつ機能的、なのにユニークといった印象です。写真のテーブルは、四方から引き出しが出る「TREASURY TABLE」。天板が半透明のガラスになっていて、収められた「宝物」を上から見渡すことができます。

 

 

 

2010年

3月

20日

エンツォ・マーリの知育玩具

知育玩具でデザインの早期教育 ?!

2009年のミラノサローネで発表された、ダネーゼの知育玩具「Ziggurat」が登場しました。これはデザイナーであるエンツォ・マーリ自身が孫に贈るために開発した、愛情いっぱいの積み木です。カラフルな色彩が子どもの想像力をかきたてる。もちろん大人のコレクションアイテムとしても楽しめます。

 

 

 

2010年

3月

15日

フィリップ・スタルク/平和への思いを込めて

フィリップ・スタルクが銃のモチーフに込めた、平和への思い。

「現在の豊かで安全な暮らしは、多数の死のもとになりたっている」。そんな痛烈なメッセージが込められた照明シリーズ「ガンズ」に、新たにクローム色が加わりました。アイロニーに満ちたフィリップ・スタルクらしいデザインを眺めつつ、平和に思いを馳せてみましょう。

 

 

 

2010年

3月

09日

注目のデザイナー フィリップ・ニグロ

今世界が注目する、気鋭のデザイナー フリップ・ニグロ

最近、世代を超えてデザインが活気づいているフランス。なかでも評価が高いのは、昨年あたりから一気に頭角を現しはじめたフリップ・ニグロです。イタリアの実力派、ミケーレ・デ・ルッキのもとで学んだモダンなテイストと、フランス人らしさのバランスが魅力だと、nenndoの佐藤ナオキさんも絶賛しています。話題作となったリーン・ロゼの「コンフルアンス」は、ありそうでなかった椅子+椅子=ソファというアイディアがすばらしく、色使いもシック。3人掛けのソファです。

 

 

 

2010年

3月

03日

伊藤豊雄の照明「MAYUHANA」

「MAYUHANA」に新バリエーション登場。

グラスファイバーと樹脂の糸で作られた繭のようなフォルムを持つ照明。2007年に発表した、伊藤豊雄デザインの照明「MAYUHANA」シリーズに球型や偏型のペンダントライトやスタンドなど、新しいバリエーション9種が登場しました。写真のペンダントライトは和室にも洋室にも映えそうなモダンデザインです。

 

 

 

2010年

2月

26日

ポラダの芸術的なリビングテーブル

イタリアの家具ブランド「ポラダ」の新作「インフィニティ」

ポラダの新作リビングテーブル「インフィニティ」が登場です。特徴はガラス天板が支える、芸術的なフォルムの構造体。メビウスの輪をモチーフに、ウォールナットの無垢材を二重につなぎ合わせてつくられています。ステファノ・ビジのデザイン。

 

 

 

2010年

2月

20日

二俣公一 デザインの「ハンモック」

ガラスの緊張感の中に浮かぶ、二俣公一のローテーブル。

多岐にわたるデザイン・設計活動を行う、二俣公一。彼が手掛けたE&Yの新作「ハンモック」は、リラックスの代名詞のような商品名とは裏腹に、ガラスとステンレスというソリッドな素材を使ったミニマルなローテーブルです。静けさに支配される緊張感のなかだからこそ、あたたかなラタン素材の「ハンモック」が映えます。

 

 

 

2010年

2月

14日

±0 ウォールクロック特別エディション

深澤直人デザイン。シンプルデザインの真骨頂。

凹凸の陰影が時を告げる、±0のシンプルなウォールクロックは、厚さが5ミリの板材でできています。その特別エディションとして登場したモデルは、なんと金箔/銀箔/銅箔を張ったものです。注文から納品まで約1ヶ月かかりますが、待つ甲斐はありそうです。

 

 

 

2010年

2月

09日

ジャスパー・モリソンとRADOの時計

ジャスパー・モリソンの感性が、RADOの技術と共鳴。

漆黒にゴールドが映える「r5.5」。通常クロノグラフに配される1/10秒計を省くなど、随所にジャスパー・モリソンらしさがちりばめられています。日常生活に寄り添う控えめなデザインにして、なお美しいこの時計は、時間の経過とともにその魅力に取り込まれ、やがて手放せなくなるでしょう。「海の中で見つけた小石のような」ジャスパーは、自身が初めて手掛けた腕時計をそう表現しています。

 

 

 

2010年

2月

04日

ピエール・ポラン 渾身のシェルフ

ピエール・ポランがエリゼ宮に捧げたシェルフ。

フランスの巨匠、ピエール・ポラン。1970年には大統領官邸であるエリゼ宮のためにシェルフを制作しています。その作品を発展させた新作が、曲げ木のユニットを自由に積み重ねて構成する、マジスの「エリゼ」です。見た目と同様に、その発想も軽やかです。

2010年

1月

31日

nendoとマルニ木工のコラボチェア

マルニ木工とnendoが塗り替えた、ウッドチェアの新常識。

1928年の創業以来、木の椅子を作り続けたkたマルニ木工。その歴史と技があったからこそ、この椅子「Cord - chair」は完成しました。nendoが考案したこの椅子は、脚の太さが15mmという極細です。数々の難題をクリアして生まれた軽やかで繊細なフォルムは、心が震えるほどの美しさです。

 

 

 

2010年

1月

27日

ロス・ラヴグローブの照明

ロス・ラヴグローブがデザインを手掛けた照明「アエロス」

とてもラグジュアリーな照明。緻密な銀細工を思わせる無数の穴は、薄いアルミ素材を高度な製造技術で加工しています。モチーフは骨組織の不思議な構造。オーガニックデザインを、最新テクノロジーを用いて表現すロス・ラヴグローブらしい手法です。

 

 

 

2010年

1月

23日

ロン・アラッドの新作ソファ

モローゾから発表されたロン・アラッドの新作ソファ「ドロレス」

「バーチャルな2次元画像を立体の3次元に落とし込むイメージ」がモチーフになっているソファ。ブロックの組み合わせも、高さと色が変わるとおもしろく、なんだかコンピュータの画面に迷い込んだような不思議な気分にしてくれるソファです。

 

 

 

 

 

2010年

1月

14日

ランコントルコレクション2009

デザイナー ハイメ・アジョンとバカラとの最高作品。

スペインのスターデザイナー、ハイメ・アジョンと、クリスタルの最高峰ブランドである、バカラとの出会いで、5年ぶりに復活したランコントルコレクション。9タイプの作品群のなかで、この写真のタイプは「ボンボントレジャー」と名付けられ25ピースの限定品です。高さは62センチあり、広いリビングでも見栄えがする逸品です。ハイメ・アジョン特有の、原色、過剰さ、マンガとイベリア文化を、融合させたようなデザインなど、独特な世界が炸裂した作品に仕上がっています。

 

 

 

2010年

1月

01日

バウマンの「EPLIS/エプリス」

モダンアートのようなテキスタイル。

インパクトが強く、モダンアート作品のようなテキスタイルはクリエーション・バウマンの「EPLIS」です。リボンが風に舞っているように見える柄は、実際にリボンを撮影し、プリーツ状の生地にデジタルプリントを施しています。現代の優れたデジタルテクノロジーがあってこそ実現した21世紀のプロダクトです。アイキャッチャーとして空間の主役を務める、ドラマティックなテキスタイルの誕生です。