Alfredo Haberli
アルフレッド・ハベリ
1964年、アルゼンチン・ブエノスアイリスで生まれ、1977年にスペインに移ります。チューリッヒ造形大学でインダストリアルデザインを学び、1991年に卒業。また、1988年からチューリッヒのMuseum fur Gestaltungに属し、数多くのエキシビジョンを手掛けます。1993年にはチューリッヒにスタジオを構え、すぐに、アリアス、ドリアデ、トーネット、ザノッタ、Authentics、 Edra、Luceplanなどのリーディングデザイン会社とともに仕事をすることになります。現在、国際的な工業デザイナーとして最も注目されている1人で、チューリッヒのデザイン学校をはじめ、ミラノのドムスアカデミーなどで教鞭もとっています。
アルフレッド・ハベリのデザインにおけるポイントは、フォーマルさやファッショナルな面にあるのではなく、日常の状況において、新しい概念で物事を「見る」ということにあるのだと言います。その結果、いつも新しくて明確なアイディアを見せてくれるのです。彼のプロダクトの特徴は、軽快さや人間性、ひらめき、そして美しさの結合であり、モノの精神(コンセプト)が透けて見えるというところにあります。これは彼が、しばしば言う「物事を観察するということは思考において最も良い方法である」ということの理由でもあります。
現在は、主にカッペリーニ、クラシコン、イッタラ、モローゾ、ボルボ、Bb Ediciones de Diseno、Joop、Offecctなどにデザインをしています。ヨーロッパ全土に渡り多数の展示会を行ったり、たくさんの賞を受賞するなど、アルフレッド・ハベリは次世代デザイナーのリーダー的存在でもあります。
Segesta multipurpose chair for ALIAS
新しいプラスティック技術によって、デザイン性と強度を備えた室内外で使えるチェアです。柔軟なバックレストや、どんな高さのテープルにも合わせられるアームレストが特徴的です。
Pick Up chair for OFFECCT(左) 子どもが座ったり押したり、おもちゃを積んだりして遊べます。アルフレッド・ハベリの息子が初めて自分で立って、倒れそうになったときスツールを掴んだ姿を見て思いついたものです。
Solitaire low chair with table for OFFECCT(右) 単一素材から成るチェアです。小さなテーブルがついたタイプとシェルフとしても使える奥行きの深いタイプもあります。
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Essence range of glasses for IITTALA アルフレット・ハベリにとって重要なクライアント、イッタラとのプロジェクトによる作品のひとつです。彼のファミリーがレストランやホテルのビジネスに携わっていたため、彼にとっても自分自身の知識を生かすのに最適なプロジェクトといえます。ワイングラスの容量の幅は、伝統性と現代性のバランス、フォーマルとデイリーユースとの使い分けを考えたものです。
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