India Mhadavi

インディア・マダヴィ

 

 

 

 ペルシャ人の父とエジプトと英国人のハーフの母を持つインディア・マダヴィは、イランで生まれ、その後ケンブリッジ、マサチューセッツ、ドイツ、ニューヨーク、パリ、南フランスと、世界各地を移りながら育ちます。1980年から1986年まで、パリのEcole des Beaux Artで建築を学び、その後、ニューヨークへ渡り、Parsons School of Design、Cooper Unionにて、引き続き勉強を続けます。卒業後は、再びパリに戻り、クリスチン・リグエルのデザインスタジオにアートディレクターとして加わります。そこで7年間働いた後、1999年、自身のスタジオ「imh interiors」を設立します。

 

 現在は、パリを拠点に、建築、インテリアデザインの分野で活躍しています。インディア・マダヴィが大切にしている事は「多様性」で、さまざまなクライアント、プロジェクト、ロケーションが、クリエイティブなインスピレーションの、絶え間ない流れを育むのだと言っています。現在のプロジェクトは、パリやロンドン、ニューヨーク、マイアミなどで進行しています。主なものは、メキシコシティのCondesa of hote、ニューヨークのOn Rivington、マイアミのTownhouse hote、香港のレストランDragon-i、ニューヨークのAPTラウンジ、パリのGivencyのブティックコンセプトなどです。

 

 インディア・マダヴィの仕事は、豊かなイマジネーションの上に成り立っており、彼女が手がけた空間は、実にエレガントで、流動的で、常に、そのロケーションの本質に関わるストーリーを語りかけてくるような魅力があります。2004年、メゾン&オブジェにてデザイナーオブザイヤー、2006年、IDEO BAINのグレートホテルバスルームデザインアワードを受賞しています。

 

 

Townhouse in Florida

コンセプトと、80室のインテリア、家具デザインを手掛けた、マイアミビーチのホテルです。差し込む光をやさしく受け入れるかのように、室内は白い家具を基調にコーディネートされています。

 

 

 

Condesa df inMexico City

メキシコシティの小さなホテル。コンセプト、インテリア、家具デザイン、Javier Sanchesとのコラボレーションで建築も手掛けました。温暖な町に相応しく、ナチュラルウッドやテラコッタといった、天然素材を使ったインテリアが、リゾート気分を高めてくれます。