nendo

ネンド 

 デザイナー佐藤ナオキを中心に、石川崇之、伊藤明裕、松村孝弘、岡田晃明、伊藤義隆の6人から成るデザインユニットです。代表である佐藤は、1977カナダに生まれ、2002年早稲田大学建築学科大学院卒業後、東京にてnendoを立ち上げます。

 

 nendoとはどんな存在なのか?と尋ねられた時には、「自由で柔軟、かつ多様な物づくりを行うユニット」だと答えているように、少人数のオフィスでありながら、建築設計、CG/モック制作、マネジメント、PRというように役割を明確に分担し、多様なクライアントニーズに柔軟に応えられる環境を整えています。そのクライアントは、国内のみならず、海外にも多数あります。

 

 建築、プロダクト、CIデザインを軸にした多岐にわたる活動において、すべてに共通しているのは、「キレ」と「コク」のあるデザインだと言います。楽しさや美しさといった右脳を刺激する要素(=キレ)と、コストや機能性、ストーリー性といった左脳を刺激する要素(=コク)が両立して、、nendoのデザインとなります。

 

 これまでの受賞歴&主な展示会は2002年、第2回空想生活「室内」コンペ・グランプリ受賞、第15回コイズミ国際学生照明デザインコンペ・金賞受賞ほか。2003年、ミラノサローネサテリテ出展、Design Report特別賞受賞ほか、東京デザインセンター、リビングデザインセンターOZONEなどにて個展開催。2004年、パリ、ケルン、ストックホルム各国際家具見本市、ミラノサローネ出展。2005年、ストックホルム国際家具見本市出展、上海にて日韓合同美術展Shang-hai cool出品、ミラノサローネにて、DePadovaからローテーブル「chab-table」を、Oluceから照明スピーカー「sorane」、Swedeseからローテーブル「snow」を発表。

 

 

snow for Swedese

雪の結晶型をしたピースを縦横方向につないでいくことで、地面に雪が降り積もるかのように生まれるローテーブルです。

 

 

 

Yuki for Cappellini(左)

「snow」同様に雪の結晶型をしたピースを縦方向につないでいくことで、地面に雪が降り積もるかのように生まれるパーティションです。

 

wind for Swedese(右)

風を孕んでゆらめく布のようなフォルムのスツールです。最小限の構成要素で、最大限の強度を持つデザインを極薄のプライウッドと成形によって実現。木工家具の温かみを残しながら、軽やかでシャープな印象を併せ持っています。

 

 

 

chab - table for DePadova

日々の生活の中で、使いたい時に使いたい場所で手軽に使用できるちゃぶ台が、日本のお茶の間をリビング、ダイニング、寝室、とフレキシブルな空間にしています。ちゃぶ台のように手軽な感覚のchab - tableは、高いポジションではサイドテーブル、低い位置ではコーヒーテーブルになります。もちろん、トレーだけはずしてベッドでも使えます。