Emiko Oki

沖 恵美子 

 

 2002年、Kingston University BA Furniture and Product Design卒業、さらに、2004年、Buckinghamshire Chiltern University College MA Furniture Design & Technologyを主席で卒業。現在、プロダクトデザイナーとして、ロンドンを起点に活動しています。

 

 大学卒業後の、2004年2月、ヴィクトリア&アルバートミュージアムLight Entertainment展のワークショップでの作品展示を皮切りに、積極的にエキシビジョンに参加します。同年、4月のミラノ・サテリテでは、Trophy Tableware(プロトタイプ)を展示しています。2005年には、ロンドンのヴィトラショールームにて、MA卒業制作展示、100%Eastのスタンド企画/デザイン、そして2006年のミラノサローネでは、AN ARCHITECTとともに、ヴィヴィアン・ウエストウッドショップにて、作品展示を行いました。

 

 彼女の代表作「Trophy Tableware」は、「トロフィー」への興味から始まりました。飾っておく以外にあまり使い道のないトロフィーは、ワールドカップをはじめとした、スポーティで力強く、男性的なイメージが一般的です。そこで、まったく反対のイメージ、女性的で儚く、かつ実用的なトロフィーがあってもいいのではないだろうか、というのがデザインの出発点となりました。そして、Trophy Tablewareを通して、使う人が、スペシャルな食事の体験ができたら…というのが、デザインに込められている願いであるといいます。

 

 

 

Trophy Tableware

1人用の食器セット。ティーカップ、小皿、スープカップ、サラダボール、エッグカップ、ティーポット、ディナープレートの7つの食器で構成されています。順番に積み重ねるとトロフィーの形になります。使わないときは、ディスプレイとしても楽しめます。素材はセラミックで、白、黒、クリームのカラーで展開されています。